カヨウ宗一郎のブログ

朝 おはようって、夜 おやすみって言える人が居るのって幸せだよね。

沖縄本土復帰の日

カヨウ宗一郎です。
前回も読んで頂きありがとうございます。
 
 
先日の5/15
沖縄県が祖国復帰をして45年となりました。
それに合わせてNHK沖縄で放送された
『きんくるスペシャル 沖縄カタリバ!〜復帰45年と、これから〜』に出演させて頂きました。
 
見たよーとか感想を送ってくれたみんなありがとう!!!
 

f:id:Kayosoichiro:20170518154647j:plain


カットされている部分もあったので収録当日に話した内容をまとめたいと思います(カットされないように次からしっかり喋ります。笑)

 

f:id:Kayosoichiro:20170518154820j:plain

 

視聴者提供。笑


テーマ①
米軍基地の捉え方の変化
テーマ②
深まる沖縄と本土の”溝”
テーマ③
暮らしはどう変わったか
テーマ④
未来に向けて


テーマ①米軍基地の捉え方の変化
▼米軍基地は必要か不必要か

まず整理しないといけないのは、県内に存在する米軍基地反対には大きくわけて2つあるということです。
沖縄には陸海空軍、そして海兵隊の4つの部隊がいます。
その全ての存在に反対、基地は即時全面撤去の反対の方々。(この論調の中には自衛隊そのものも認めない方もいます)
そして現状の日米安保体制は認めつつ、普天間海兵隊基地を辺野古 キャンプシュワブ沿岸へ移設することに反対の方々。

この2つの反対が混同され、大きく『基地問題』と括られるから議論がふわふわしてしまいます。

また当たり前ですが、基地賛成も反対もどちらも戦争をしたくないということ。どちらも平和を願っているということ。どちらにも正義があるということ。基地関連の問題が起こったら両者とも基地に対する憤りを感じていること。

僕は
将来は自国で安全保障を完成させることが理想だが、現状 日本は先の大戦に敗戦し、事実上の武装解除をされ、それが出来ない。ついては現在の日米安保体制を認める。しかし理想を追い求める努力はリスクと向き合いつつも続けなくてはならないと考えます。

つまり
将来は米軍基地がなくても日本の安全が守れる状態を作りたいが、現状はそうもいかないので、”今は”米軍基地が必要。

辺野古移設については議論になりませんでした。

▼広がる若者の基地”容認”

スタジオでは今の若い世代は生まれた時から基地があって、感覚が麻痺している。容認させられている、どうせ基地はずっとあると諦めているのではという意見が多かったです。

僕は
容認傾向は米軍基地が存在することへの理解が進んだのではという見方をしています。
僕らの世代が小学生〜高校生の時に民主党政権に変わり、当時の鳩山総理が『普天間最低でも県外』という発言をされました。
この時、本当に沖縄から基地問題がなくなるのでは?と期待したことを今でも覚えています。
それでも結局は今も基地問題が存在しています。そして当時の混乱が今の大きく二分した沖縄を作りました。
この一連のプロセスを見ていた同世代は日米に今なお存在する戦勝国敗戦国という上下関係というものを感覚的に理解しはじめたのではないかと思うんです。
民主党政権時、森本防衛大臣が『軍事的には辺野古でなくてもいいけれど、政治的には辺野古しかない』という発言をされました。
そういった政治のオールオアナッシングでは語れない部分も感覚的に理解しはじめているのだと。

だからこそ目の前にある現実は受け入れつつも、対等以上の関係になるという理想は決して捨てていない。
基地は嫌だという感情論ではなく、なぜ基地が存在しているのかということに冷静に向き合っている世代だと思うんです。

これは諦めではなく、未来であり、希望であると思っています。

 

テーマ② (基地問題に対する)広がる本土との溝

 

問題に対する意識の差はあってしかるべきだと思います。

 

僕は逆に沖縄の人間が他の都道府県の問題、例えば福島の原発問題や熊本地震の問題、北方領土、人口流出の問題を我が事として捉えて、100%その方々に寄り添った行動や発信が出来ているかを考えなくてはならないと思います。

 

どれだけ意識していても限界があります。

 

沖縄に不公平は確かに存在する。

 

それを今までのように差別だと叫んで、逆差別のようなことをしていては全国の問題にまで昇華しない。

 

 

仲村監督のように 映画という新しいアプローチでもって沖縄問題を全国問題へとしていく動きをしないといけないのではないでしょうか?

 

理解してくれない相手の責任を追及するだけではなく、理解させきれていない自分自身へ責任のベクトルを向けて、ではどうすれば?と思考することが大切だと思います。

 


テーマ③暮らしはどう変わったか
▼振興策は、沖縄の発展に役立ったか(⚪︎か×で答える)

復帰45年の中で約11兆円が沖縄に注ぎ込まれたが、そのうちの90%近くが公共事業であった。(スタジオにて共有があった)

僕は政府は⚪︎ 沖縄は×だと思っています。


⚪︎か×かを評価するには

まず評価される対象を明確にしなくてはなりません。


まず政府
スタジオに来る時に綺麗に整備された道路を使って来た人、モノレールで来た人がいると思います。道路をはじめそういった生活インフラはかなり整備され、本来の振興策の目的は果たされている部分もあります。観光客数は復帰時の44万人から今では900万人近くまで伸びているし、基地関連収入も復帰時の16%から5%まで減っている。そういったことからも県民の生活レベルの向上という実績を達成したらことから⚪︎の評価であると。

沖縄について
財政依存度(政府投資+公的投資)が復帰時の20数%から現在は約40%近くまで拡大しています。
いつまでもこの振興策が続くものとして経済を回してきた結果だと思います。振興策がなくなる前提がないままに未来を描いていることは非常に危険です。また沖縄振興予算の使われ方も補助金等適正化法に照らすと法律にはそぐわないとの見方もあります。本来はこれをするからこれだけのお金が必要です。という積算で額が決定するものですが、額面ありきで市町村に配分されることはおかしいという見方です。
特定の業界への税制優遇などの保護の網がかけられていること、高率補助によってその他の都道府県に比べて事業が安くで行えていることへの認識も薄く感じます。

そういった補助金漬けの現状、それに対する認識の薄さがあるということで×です。

沖縄が大好きだから沖縄に厳しくありたい。

これからは国の財政も逼迫しているので、この国の国益に貢献するためにこの事業が必要だ、これをやったことによってこれだけ成長した、国に貢献したという説明責任を果たして、しっかりと投資対効果を出していく必要があるし、それが自立経済へのカギだと思います。

テーマ④未来に向けて
▼どんな沖縄を作りたいか

アドマイアー型社会
対立し続ける沖縄はもうこりごりです。基地賛成が悪、反対が正義みたいなレッテル貼りは疲れます。米軍関連の問題が起こって喜ぶ人は1人もいないのです。当たり前ですが両方に正義があります。そういった立場を越えてお互いを賞賛しあえる社会、手を取りあってシナジーを生み出す社会にしていきたい思います。

付け加えで
共演した株式会社がちゆんの国仲さんが以前はよく言っていた(最近言わないからパクりたい。笑)
あいで溢れる社会
あいとはラブではなく(ラブはもちろんあったほうがよい) 主語の I
私がやります!と社会問題を自分事として捉え、行動を起こす人が増えている社会。
あいが溢れてweになる(決めた、パクります)

番組はここまで

復帰前 最後の甲子園出場は実は僕の母校 名護高校だったんです。当時 沖縄は米軍統治下だったため甲子園の土を持ち帰ることを許されず、那覇港で捨てられたようです。その悔しさは、必ず日本人としてまた甲子園の土を踏むという決意に変わり、先輩方は夏も甲子園に出場。
今度は日本国民として、沖縄を代表して戦いました。

当時の先輩の言葉です。
『不平、不満からは何も生まれない。強くなるしかなかった。またもう一度 今度は日本人として甲子園に行くために。』

それから45年

沖縄には今なお、様々な矛盾が残っています。
問題を課題と捉えて、物事を前に進めていくために、強くならないといけないなと感じます。


長くなりましたが、読んで頂きありがとうございます。

カヨウ宗一郎 「沖縄で1番有名な大学生」
facebook https://m.facebook.com/souichirou.kayou
Twitter @souichi_kayou
Instagram soichi_kayo

1994年10月28日生まれ
沖縄県名護市出身
屋部小学校 屋部中学校 名護高校を卒業。
日中関係の悪化、報道と現地のギャップを目の当たりにして、交流を通した平和の実現を目指して琉球大学観光産業科学部観光科学科に入学。現在、5年生(今年度卒業)
学生団体 Movement 代表
(一社)沖縄大学コンソーシアム 沖縄学生会議 副代表
沖縄国際映画祭 学生応援団連合会 会長
名護観光大使 第6代目ガジュマル王子
沖縄テレビOTV) 098TV 制作スタッフ
G1カレッジ2016 沖縄県コミュニティーリーダー
株式会社パラドックス インターン
好きな言葉
世の中で見たいと願う変化にあなた自身がなりなさい。
全ての原因、我にあり。
趣味
マリンスポーツ ゴルフ ドライブ カフェ巡り